日々のコラージュ、スクラップノート


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カテゴリ:映画・音楽・本( 12 )

『Appassionato』

アパッショナート【伊】(音楽用語。曲想について)情熱的に
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CDのジャケットを写真に撮るとき、ファインダーの中で目が合ってドキドキしました。^^
大好きなんです。
演奏はもちろんだけど、選曲も、ヨーヨー・マ氏の持つ、知的で穏やかな雰囲気も。
もし、間近でお目にかかる機会があったら、私はその瞬間を一生忘れないと思います。

CDに入っていた冊子の中にインタビューが載っていて、そこで彼は「音楽というのは情熱的な物語だと思う。情熱的であるためには、自分をさらけ出して無防備にならないといけない。そして無防備になるためには信頼しなければならない」と語っています。
ここにあるのは、小さな可愛らしい曲ばかりだけれど、言葉を代えるとひとつひとつが彼が紡ぎ出した「信頼の物語」なのだと思います。
そして深いところに(密かに強く)「情熱」が流れているようで、とても感動的です。

一人で静かに物思いしたいときにこのアルバムを聴くと、本当に心が安らぎます。
私はついうとうとしてしまうことが多いのだけど(笑)、夢うつつにずっと語りかけられているような気持ちになります。
やがて曲が終わると、シン・・とした平和な静寂。私はこの瞬間が一番好きです。
その後すぐに、(ああ、もう行ってしまったんだ・・・)と少し悲しくなるのですが。
聴いた後、ほんの少し自分が善い人間になれたような気さえして。
ずっと大切にしたい、アルバムなのです。

最近のお気に入り↓
by my_poppy | 2007-07-17 01:40 | 映画・音楽・本

オードリー・ヘプバーン

 獅子(レオーネ)の名を冠せる国の民人の生くる年月わが父も生く

 正貫(まさつら)とふ目許涼しき父よ君なに貫きて若く逝きしや

 亡き父のグレゴリー・ペッグに似て渋きその容貌をわれに遺さじ   (2005.7.5)

 その女の<ローマの休日>演ずるはナチに抗ふ十歳の後と
 (女=ひと、十歳=ととせ)

 類を見ぬ美しき女優の笑みに似る少女を思ふときのありしも
 (美しき=はしき)

 改めて亡き父偲ぶ面影の渋きが似ればグレゴリー・ペッグに    (2005.12.25)

雪の朝ぼくは突然歌いたくなった>より、髭彦さんの短歌を、転載させていただきました。

映画を観て「何か」が心に残ると、それが何なのか考え続けてしまいます。
その映画について、誰かと語りあえるのはとても楽しい。
共感できることがあれば、ほっと温かな気持ちになれるし、
別の見方を教えていただければ、視野が広がったようで嬉しいし。
髭彦さん、ありがとうございました!

また、「もっと知りたい・・」という思いから、映画の様々な背景にも興味が湧いてきます。

『ローマの休日』で言えば、タイトルはただの<状況の説明>ではありませんでした。
(前回の記事に書いた<Roman Holiday>をご覧下さい。)
当時のアメリカは、「赤狩り」のヒステリックな嵐の真っ只中だったのですね。
まさに、ローマン・ホリディ。

主演のヘップバーンは、美しいだけの女優さんではないのですね・・。
だいたい、「人の心を打つ」級の美しさを持つ人は、
ただ容姿が良いだけでは、ありえないと思います。
特に<演じる>人は。

『ローマの休日』で世界中に知られるようになるほんの10年ほど前まで、
彼女もまた、他の戦時下の子供と同じように、暗く厳しい生活を送っていました。
財産も邸宅も没収され、地下室に住んで球根を食べて飢えをしのぎ、
ナチスに抵抗するレジスタンスとしての活動も(当時なんと15歳で!)していました。
スクリーンで見せる、彼女の無邪気さや上品な愛らしさが、まるで奇跡のように尊く思えます。

ヘプバーンはアンネ・フランクと同い年で、アンネに対する深い共感を持っていたようです。
こんな素敵なHPを見つけましたので、ぜひご覧ください。

そして、グレゴリー・ペック。
彼の代表作『アラバマ物語』は、なんとしても観なくてはと思いました。
人の心に巣食う、差別という感情は怖いものです。
「アメリカの良心」と呼ばれるほど、人々に尊敬され愛された彼は、
実生活でも、この映画の主人公像とかなり重なる部分が多い人だったようです。

2003年、グレゴリー・ペックの葬儀の際の弔辞にて。
『アラバマ物語』で無実の罪で死んでいった黒人を演じた、ブロック・ピーターズは、
こう語ったそうです。
「芸術には思いやりがあり、思いやりには人間性がある、
そして人間性には寛大さと愛がある。
グレゴリー・ペックは、これらすべての要素を惜しみなく与えてくれた。」

<惜しみなく>良い言葉ですね。
様子を見ながらちょっぴりずつしたって、なんだかつまらんものです。


愛らしくて美しい、この恋の物語はまるで<花>のようです。
それを支える太い幹や根を思うと、深い感動を覚えずにはいられません。



by my_poppy | 2007-01-19 00:42 | 映画・音楽・本

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